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kuniです。
M管理士については、いろいろな掲示板で意見を拝見しますが、管理組合の運営に携わる者として考えてみました。
まず、消防設備の点検は「消防設備士」や「消防設備点検資格者」の資格がないと従事できないし、一定の人が住むマンションでは「防火管理者」の資格(講習)が必要であります。
しかし、「M管理士の資格者で所定の登録をした者は、国から管理士を名乗るお墨付きは与えるが業務は自分で開拓しなさい。ただし、競争相手は管理会社、弁護士、建築会社のほかにも無資格者もおりますよ」ということで、これ以上でもないし、これ以下の解釈もできません。
現在のマンション(管理組合)の問題点は、もりもりさんがいつも指摘されているように、「お任せ」ではないかと思います。私は23年ほど戸建に住んでおりましたが、「自分の家は自分で面倒をみる」は常識で、マンションは「自分たちで面倒をみる」のように「たち」がついたに過ぎないことを内部では主張しています。
マンションは第一次購入者が多く、賃貸住宅や社宅から移ってきた人たちは今までは大家さんや会社が「面倒をみた」わけで、「自分で・・」という部分が欠けていることは事実です。
マンションの所有者になっても、管理会社という便利な企業があるため、「お任せ」のスタイルは、大家さんや社宅を管理している会社から管理会社に感覚が移行してしまうことになります。
こうした「お任せ」にはまると、当面は「楽」というメリットを甘受できますが、だんだんと自立心が失われ10年を過ぎたころに大幅修繕工事が目前になり、積立金の少なさにガックリし、そこを契機に「改革者」が現れて本来の管理組合活動が始まるマンションも少なくないと聞いております。
管理会社への全面委託は決して悪いことではありませんが、管理組合の主体性までも委託してしまうことは悲劇の結末になる恐れもあります。
話をM管理士に戻しますと、「お任せ」の管理組合にM管理士が生計を立てる「業」として入り込むには相当に難しいという覚悟が必要ではないかと思います。
しかし、こんな話もあります。
昔々、某国へ二人の靴のセールスマンが訪れました。ところが、その国では靴を履く習慣がなく皆な裸足でした。Aセールスマンは「こんな国では靴が売れるわけはない」といって帰国してしまいましたが、Bは「皆なに靴を売ったら大儲けできる」といって努力し巨万の富を築いたとさ、
マンション問題は需要はありますが、さて、富に結びつくかが難しいところです。特に「権利は主張するが責任はもたない」集団から、二人、三人の仲間つくりから始めることがシンドイのです。
しかし、二人、三人の同調者から始めても、ある一定の人数の支持を得ると「良貨が悪貨を駆逐する」ように、一方的に文句を言ったり行動する人たちの考えは淘汰されてしまいます。「権利は主張するが責任はもたない」ことは住民の仮の姿で、管理組合が住民の利益を守る組織になれば信頼され集中するようになるはずで、ここにM管理士の期待があるはずです。
結論に移ります。
将来はともかく、当面、M管理士は二つのタイプに進むものと考えられます。
ひとつは、すでに保険業や建築とかコンサルタントを開業しており、今回のM管理士が加わったW資格といわれる方々で、特に管理士がなくても生計が立てられるグループです。
もうひとつは、管理組合の役員経験者や管理会社に勤務中で、今までのマンションに携わった経験を生かし、生計は別にたてながら当面はボランティアで活動する方々です。
両者の方々は必ずしも利益が一致しないため、同じ団体(協会等)で活動することは難しいことになるかも知れません。
長々と評論家的な書き込みになってしまいましたが、管理組合側の立場からもM管理士の問題がどのように推移して行くのかを注意深く見守ることも大切なことでもあるわけです。
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